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2月定例県議会を振り返って

カテゴリー: 活動のなかから

2019年5月 県議・火爪弘子

 4期目最後の定例会となった2月県議会。県議選を控えて、短期日で日程をこなす過密スケジュールでした。

(消費税増税を前提とした県予算案に反対)

 提案された2019年度県当初予算案は、安倍内閣が10月に予定する消費税増税を前提としています。増税分をそのまま県民負担に転嫁し、県の施設の利用料・使用料を軒並み値上げする提案が盛り込まれています。賛成する訳にはいきません。参議院選挙では、日本共産党の「増税に頼らない財源確保の道」を提案して頑張ります。

 歳出では、土木費が前年度比で12%増であるのに比べ、民生費は1.7%増とほぼ横ばいです。県の子どもの医療費助成制度は通院で3歳までに止まり、全国最低になりました。精神障害者の医療費助成も、全国29都県に独自の無料化がひろがっていますが、知事は「国がやるべき」と言って、障害者の切実な願いに背をむけています。

 さらに、教職員の多忙化が深刻なのに、正規教員45人、事務職員3人を減らす内容です。せっかくの小3、4年の35人以下学級選択制でも、教員が不足し、実施できない学校が増えています。

日本共産党は、最終日の本会議での討論で、これら問題点をあげて予算案に反対しました。社民党・無所属会派も「全体は評価するが、利賀ダム建設予算は問題」と述べて反対。しかし、自民・公明は討論にも立たず、黙って全議案に賛成しました。

(立山のロープウェイが一部「棚上げ」に)

 一般質問では、今回も「立山黒部」世界ブランド化について取り上げました。前進面は、県が検討する項目のうち、称名滝から弥陀ヶ原までのロープウェイ・ゴンドラ建設が「中長期的課題」とされたことです。知事は「断念」とは言いませんが、事実上「棚上げ」です。担当課からの聞き取り調査のなかで、「アルペンルート冬季営業の検討」も、計画から消えたことがわかりました。無謀な計画に反対の声をあげてきた多くの方々から安堵の声が寄せられています。引き続き、頑張ります。

(あいの風とやま鉄道の運賃値上げの先送り)

 4年前の新幹線開業と同時に、JRから経営分離された北陸本線。あいの風とやま鉄道として、県が中心の第三セクター会社が運営を引き継いできました。毎年の赤字は、県と市町村などが拠出する「経営安定基金」で補填しています。開業前の経営計画では、乗客の減少を予測し、開業5年目に運賃の再値上げを予定しています。

 しかし、様々な努力の結果、乗客は開業4年間では微増。私は、経営企画委員会の質問などで、1年後の値上げは回避すべきと主張してきました。そこで、今回は知事に質問。知事が「先送りも含めて慎重に検討」すると答弁したことで、来年の値上げ回避に道がつきました。

(県立学校のエアコンの設置促進を)

 予算案には、県立学校普通教室のエアコンが、一部教室を除き、2年間で設置されることが盛り込まれました。これまでは、PTAや教育振興会の負担で設置されていましたが、今後は公費で設置されます。一日も早い設置工事を期待するものです。

 加えて、これまでの、維持費に関する保護者負担もなくなります。5月に県とPTAとの協定が行われ、6月からなくなる予定です。

(国民健康保険料引き下げに関する「請願」など)

 今議会には、県民主医療機関連合会から「国保への国庫負担増を求める請願」が提出されました。民医連のみなさんはこの間、国保の学習や、県商連と共同の実態調査に取り組んでこられました。「請願」は、自民・公明の反対で、今回否決されましたが、今後につながる貴重な取り組みだったと思います。

 県医療労働組合連合会からは、「看護師」および「介護従事者の全国を適応地域とした特定最賃の新設を求める請願」も提出され、これも今後の課題です。

 また、社民党・無所属議員会と日本共産党が共同で「辺野古における米軍新基地建設の中止を求める意見書」を提出。社民、共産、県民クラブが賛成しました。参議院選挙での、大きな争点の一つです。

(全天候型体育文化施設の建設を検討)

 県経済同友会の提言を受けて、石井知事が建設を検討する大規模アリーナ。1月の検討会で、三菱総研が建設可能なのは「8000人規模のアリーナ」との試算結果を報告しました。知事は「8月中に一定の方向性を示したい」としています。

 私は、常任委員会で「建設は諦めるべき」と主張。6月県議会での議論が注目されます。

(県議選挙で日本共産党が2議席に)

 4月の県議選挙では、みなさんのご支援のおかげで、日本共産党は2議席を獲得することができました。津本二三男さんと力を合わせて一層頑張ります。どうぞ、よろしくお願いいたします。

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