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2022年5月30日 経営企画委員会質問(要旨)津本議員

県議 津本二三男

問1 県の情報漏洩問題について

今年に入ってから情報漏洩の事案が相次いで発生しています。なぜ続発するのか。その原因について「見つかっていない」という県の発言が報道されています。抜本的な対策を講じなければより重大な事案につながるのではないかと危惧しています。人員不足からくる過重労働、長時間の残業や寝不足などがケアレスミスを誘発しているのではないか、といった指摘もあります。原因がどこにあるのか、どうすれば改善できるのか、それを調査し検討するために、調査委員会のようなものを設置する必要があるのではないかと考えますがいかがでしょうか。人事課長にお尋ねします。

(山本人事課長)

問2 気候変動対策について

(1)県有施設のゼロエネルギー化。
住宅やビルなどは建物の高断熱化、設備の高効率化、そして太陽光発電など現在ある技術で、年間のエネルギー収支をゼロにすることが可能だとされており、その普及が課題になっています。私は、まず県が率先して行っていくことが大事だと考えています。県有施設を新築する際や大規模改修をする際には、このゼロエネルギー化に取り組む。このことを今年度策定する富山県カーボンニュートラル戦略に記載すべきと考えますがいかがでしょうか。カーボンニュートラル推進課長にお尋ねします。

(杉原カーボンニュートラル推進課長)

(2)
4月5日、CO2排出削減対策について検討してきたIPCCの第3作業部会が報告書を公表しました。それによると、気温上昇を1・5度に抑えるためには世界のCO2の排出量をここ3年間で減少に転じさせなければならないこと、エネルギーをはじめすべての部門で「急速かつ大幅に、ほとんどの場合、即時に」排出量を削減する必要があること、そして部門ごとの削減策を分析し、エネルギー部門では化石燃料使用の大幅削減を求めました。

そこで、石炭火力発電の廃止にむけて、北陸電力に対し廃止期限の設定を求め、再生可能エネルギーへ大規模にシフトするよう働きかけることが大事ではないかと考えますがいかがでしょうか。カーボンニュートラル推進課長に所見をお聞きします。

(杉原カーボンニュートラル推進課長)

問3 PFIについて

(1)
先の2月議会の一般質問において、PFIでは特別目的会社(SPC)が委託先に安さを競わせ、結果としてそこで働く人たちの社会的価値向上の妨げになるのではないかと危惧を申し上げたところ、「SPCは各業務を参画企業に委託することが前提であり自身の構成メンバーとなっている事業者に対して、極端に低い価格で業務を発注することは通常考えにくい」といった答弁がありました。

そこで、PFIにおいては「SPCに参加している企業が業務を行うのであって再委託はできない」という仕組みだと理解してよいのか。また、従来方式の指定管理者制度ではどうなのか。公民連携・行政改革課長にお尋ねします。

(蓑口公民連携・行政改革課長)

(2)
国のPFI「プロセス・ガイドライン」では、PFIの事業者を決める際において、いずれの応募者もVFMなどが見込めない時は当該PFI事業の選定を取り消すことが必要であるとし、VFMがあるかどうかを重視しています。

しかし、先の2月議会の一般質問において、知事は「(PFI事業の選定は)VFM評価だけでなくサービスの定性的評価も重視した」といった発言をされています。そこで、PFIの事業選定にあたっては、サービスの向上が期待されればVFMがなくてもよいという風にも聞こえるわけですが、そうなんでしょうか。公民連携・行政改革課長の所見をお尋ねします。

(蓑口公民連携・行政改革課長)

(3)
県内の自治体が実施したPFI事業において、建設後約10年の学校施設で雨漏りが発生し、その自治体の予算で大規模修繕を行った事例がありました。

県が実施するPFI事業においても、同様のケースでは県の予算で修繕をすることとなるのか。公民連携・行政改革課長にお尋ねします。

(蓑口公民連携・行政改革課長)

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