県議 津本二三男
問1 県民向けアプリ等の連携推進ワーキングチームの設置について
先日の予算特別委員会で「免許証を返納したが富山大学附属病院にいく公共交通がなくて困っている。やむなく3000円かけてタクシーで行っている」という訴えを紹介いたしました。答弁では、そのためのアプリ「とやまロケーションシステム」があり、その「ルート検索」を使えば公共交通を乗り継いで病院に行くことが可能だとのことでした。しかし、アプリはあるけれども必要としている方に知られていない、使われていないという実態があります。高齢者への周知と利便性向上が課題だと考えています。
今月3日に開催された「令和4年度第1回DX・働き方改革推進本部会議」において、「県民向けアプリ等の連携推進ワーキングチーム」を設置し、「観光」「交通」「農林水産業」等の各分野におけるデータの連携や利活用等の検討を加速していくことが確認されています。期待をするわけですが、今後どのように取り組んでいかれるのか、デジタル戦略課長にお尋ねいたします。
(初田デジタル戦略課長)
問2 温室効果ガスの排出量について
(1)今年4月に公表された「富山県における温室効果ガス排出量の算定結果(2019年度速報値)」によると、2019年度の温室効果ガスの排出量は基準年の2013年度と比べ18%減であったとのことであります。6年間で18%の減少、このペースでいけば2030年度では51%減を見込めることになります。
私は策定中の「富山県カーボンニュートラル戦略」において意欲的な目標値が示されることを期待していますが、温室効果ガス排出量2019年度速報値をどのように評価されているのかお尋ねします。
(杉原(すぎはら)カーボンニュートラル推進課長)
(2)この6年間のCO2排出量の減少は、電力の「CO2排出原単位」の改善が大きく寄与していると捉えています。「CO2排出原単位(CO2排出係数とも呼ばれる)」とは、電力会社が1kWhの電力を作り出す際にどれだけのCO2を排出したかを推し測る指標ですが、2013年度に比べ19%減少、対前年では、5.9%減少しています。
そこで、この「電力のCO2排出原単位」が改善されてきた要因は何なのか。カーボンニュートラル推進課長にお尋ねします。
(杉原(すぎはら)カーボンニュートラル推進課長)